結婚式も終わって落ち着くかと思ったけど、まだまだ日本から来たお客様たちが帰国していないので落ち着きません。 そして彼は疲れたのか体調を崩し寝ています。 写真も彼の甥っ子が撮った前の記事の写真があるだけで、まだ他の写真は手元になくてリクエストは多々頂いてますがまだアップできない状況なんです、すみませ~ん。
私はイタリアの結婚式に一度も出席したことがなく、自分の結婚式が初めての体験だったので興味深い1日でした。 イタリアにお住まいの方、他人の結婚式に興味のない方には退屈なお話だと思いますが、日本に居る友達にレポートする意味でどんな1日だったのかまとめてみます。
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前日まで、北風が吹いて寒い日が続いていたのですが、当日は幸運にも風は少しおさまって快晴でした。
★新郎と新婦は同じ家から出ることは伝統的におかしいということだったので、彼は叔母さんの家に前日から泊り私は今住んでいる家から出発することになりました。 彼は結婚式の時にかける音楽とレストランのBGMの機材の準備など本当に前日の夜中まで働いてました。 本当に手作りでしょ?
★私は8時頃から家にヘアメイクの人が来て準備。 髪型は2回のお試しでも全然気に入らず、サザエさんみたいになってしまったので「もうどうにでもなれ!」と諦めていました。 でも、美容師のおばちゃんが2回目のお試しの後、勉強したらしく当日は違うやり方でまとめてくれました。 そして無事、私の納得いく形になり一安心。 その後、10時にカメラマンも家に到着。 家で女優のようにポーズと取りまくり(爆)。 とても恥ずかしいひと時でした。 そして、日本からの友達や近所の人もお祝いに家に来てくれました。
★新郎は新婦よりも先に式場に到着してないといけないので、式の開始少し前に新郎を乗せた車の車列が私の家の前をクラクションを鳴らしながら通過し、先に行ったことを確認! その後、私も両親と一緒に車で出発。 一緒に居た友達もこの時にほかの車で一緒に出発。 この時もクラクション鳴らすんですね。すごかった・・・。
★私は市役所での式だったので挙げた場所は教会ではないのです。 役所だと味気ないので隣の元教会のイベント施設を借りて式を挙げました。 Tuscaniaは現在、市長が解任されて不在なため、役所に勤める友達のおかげでヴィテルボから偉い方が来てくれてあげてくれました。式も何とも決まりが無いのか、なぜかカメラマンの仕切りで立ち位置を決めたりして、笑いも出るような和やかな式でした。
★その後、私たちは写真撮影のために中世歴史地区内をカメラマンとウロウロして、途中、喉が渇いたのでBarにも寄りました(爆)。 お客様は徒歩でレストランへ。
★イタリアのパーティーは長くて、退屈と有名だったので私たちは3時間ぐらいのランチで済ませようと決めていました。 途中、私は日本から持ってきた振袖に着替えて、これがとてもウケました。 ウェディングドレスの時は一緒に写真を撮ってと言わなかったイタリア人も着物になったとたん「写真写真!」と大騒ぎになりました。 その後、カラオケも始まり、結局、最後の人が帰ったのが開始してから8時間後。 最後の人を送る時になって、私達が徒歩で家まで帰らないといけないことに気づき(歩ける距離ですが)「乗せてって~~~。」とお願いすることになりました(爆)。
長いパーティーだったけど、食事も好評だったしパーティーもあっという間だったと言ってくれる人が多く本当に無事終わってよかったです。
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とこんな1日でした。 日本だと段取りが全て決まっていて、その通り進まないといけないと常にそれにとらわれてしまいますが、イタリアはやっぱり自由。 もちろんパーティーに司会は居ません。 どうなるのかと不安もあったけど、そんな決まりのない自由な所がとても心地よく感じる一日でした。
新婚旅行は今年は行かない予定ですが、結婚祝いにとバルセロナまでのチケットを戴いたので週末だけちょっと旅行してきます。 またそちらも別途レポートいたします!